放送部のおもいで 幼少期からオーディオが好きだった私は、学生だった頃、学校のどこにどのようなスピーカーが使われているのかが気になり、棟や階が異なる教室に入ると、まずスピーカーの確認を行う変わり者でした。 このページに辿り着いたあなたも同種の人間でしょうか・・・? 音響は青春の思い出そのもの 高校1年生だったある日、体育館の大型スピーカーを眺めていたことをきっかけに放送部の顧問の先生に声を掛けられ放送部に入部することになりました。 部の活動内容は毎日昼休みの音楽放送を行うほか、男手は主に機材の接続や調整、修理と言った技術的な任務や、式典、体育祭、文化祭などの大きなイベントがあると会場に本格的なPAセットを設営するという力仕事がメインです。 しかし放送部には放送部なりにオイシイ部分があります。 傍から見ればそれだけが取り柄という地味な部隊ではありますが、そんな放送部に対し、顧問の先生は「われわれは縁の下の力持ちの仕事だ」という言葉をしきりに口にしていました。それは正にその通りで、放送部は文化部の中でも特段と地味で目立たない存在ですが、イベントや式典は音響設備とそれらを設営する人間なしには成り立たないという点で音響屋は影ながら重要な役割を担っており、我らが敷設した配線や機材を通して、わずか指一本の操作で会場全体に音を行き渡らせ、自分の仕事が数百人に影響するPublicAddressという役割に非常に面白味と充実感を感じていたのでした。 そういった活動を通して放送部として好きなだけ音響設備に触れ、オーディオマニアにとって天国のような放送室で音響生活を満喫してきたことで、より一層この分野の興味・関心を深め今日の異常なほどマニアックなオーディオ趣味に繋がっています。
おもいでフォト2007 〜放送室に潜入〜
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