クルマ用空気清浄機を買ってみた


2015/10/10

カップ型より強力そうな空気清浄機タイプ

 クルマ用の空気清浄機が欲しくなり、ネットで色々と物色していたら良さそうなものを見つけたので購入してみた。

 今回購入したのはシャープのIG-GCF15-Bという機種だ。シャープの製品によくあるカップ型タイプとは違い見た目は家庭用の空気清浄機そのものだが、プラズマクラスターイオン発生器という名目で販売されている。

この外観、家庭用空気清浄機そのもの

本体上部にボタンやインジケーター類が配置され、家庭用空気清浄機によくあるオーソドックスなデザインだ。

おなじみの葡萄エンブレムと共に、プラズマクラスター25000のラベルが貼付されている。

電源は12V入力で、消費電力は4.6W。

フィルター寿命は半年〜1年と記載されている。

左側面には清掃可能なホコリセンサーの孔が用意されている。
操作部の拡大。

ボタンは運転・ターボ・LED輝度切替の3つ。

運転ボタン右横にあるのはホコリセンサーのインジケーターになっていて空気が汚れていると、ここが黄色に光る。

本体上部には可動式のルーバーが付いている。手動で前後に調節する。

中央部にあるLEDは先のホコリセンサーと同様、空気の綺麗さに応じて緑・黄の2色に光る。

シャープの空清には珍しく、前面吸気構造となっていて、カバーを外すとフィルターにアクセスできる。

フィルターはプレ・活性炭・プリーツの3つに分離可能だ。

フィルターを外すとシロッコファンが見える。

 

クルマに取り付けてみる

本体は付属のベルトを使用して固定する。

コンパクトな本体のため、見えない場所に設置することも可能だが、舞うホコリや花粉をすばやく吸入してもらいたいので運転席のヘッドレスト裏に取り付けることにした。

ルーバーの角度が調節できるので使い勝手が良い。

シガープラグに差し込むだけで使用可能だ。

あっさりと取り付け完了、動作させてみると

 一度運転ボタンを押すと、エンジンを再始動させても前回と同様の運転モードで動作するようになっているので、毎回電源の入切を操作する必要が無い。これは便利だ。

 通常運転時の動作音は家庭用空清と同様でほとんど気にならないレベルだが、ターボモードに切り替えるとそれなりにうるさい。ただし、ターボモードは手動でのみ選択できる機能のため、気になる人は通常運転のみを使用すれば良いだろう。

空気清浄効果は有るが、少し残念な面も

 設置後、実際に数週間使用してみた感想として、ダッシュボード上に付着するホコリが軽減されたのと、車内の脱臭にも効果が実感できた。これがあれば快適にドライブできる。

 消耗品に関しては、フィルター寿命は約1年で、交換用フィルターの価格は2,000円程度と良心的な価格となっている。
 内部のプラズマクラスター発生ユニットは約19,000時間で交換となっているが、カップホルダー型とは違い、個人ではユニット交換ができないようになっている。しかしながら、ユニット寿命後も通常の空気清浄機としては動作させることが可能となっているので、"残念な空気清浄機"として快適な車内環境を構築するには役立つだろう。