BLACK&DECKERの充電式ハンディ掃除機を買ってみた


2016/02/01

掃除機に見えない可愛い球体

 BLACK&DECKER製品は本製品とは別にクルマ用の掃除機PAD1200を持っているが、機能性の高さとタフさ&デザインの良さですっかり気に入ってしまった。

 そんな同社の製品ラインアップを眺めていると、PAD1200と同じようなサイズで家庭用の充電式ハンディ掃除機orb(オーブ)を見つけたので買ってみることにした。クルマ用のPAD1200はシガー電源なのに対し、オーブは本体にバッテリーを内蔵しており、コードレスで使用できるようになっている。

側面1(集塵BOX)

側面2(排気側)

上面

底面

翼のように飛び出るギミック

 一見、この球体のどこに吸引口があるのかわからないが、掃除機として使用するためには電源スイッチの付いている取っ手側を指で押し上げてやる。すると、左右の吸引口と取っ手が広がり"トランスフォーム"するのだ。なお、使用後は本体中央部分のボタンを押してやることで元の球体に戻るようになっている。

 また、細かな配慮として、吸入口と取っ手を格納している時は電源スイッチにロックが掛かり、押せなくなっている。奇抜なデザインや遊び心をくすぐるギミックのみならず、このような些細な作り込みの良さにメーカーのこだわりを感じることができる。

開くとこうなる

吸引口

 

充電台は機能的、連続使用時間は・・・

 充電は専用の充電台に本体を載せて行う。ACアダプタを本体に繋いで充電をするタイプと異なりスムーズに取り外しができ、充電している時の見た目もスッキリするのが利点だ。さらに、充電台には付属のブラシアタッチメントを収納できるスタンドが付いている。

 内蔵バッテリーはニカド電池で、マニュアルに記載されている連続使用時間は約7分、定格充放電回数は300回となっている。実際に使用してみると、おおよそ定格通りの7分間使用できた。吸引力はそこそこあるのだが、掃除機の使用時間としては短いように感じる。ダストボックスの容量を考慮すると、ちょっとした範囲での使用に限れば妥協できるレベルだ。

専用充電台

充電中は本体のインジケーターが点灯する

 掃除機本体の電源電圧は4.8Vとなっているので、内蔵バッテリーの寿命が来た場合は、電源直付けに改造することで引き続き使えそうだ。